小説レビュー– category –
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小説レビュー
『手すりほしい女/かんの』の解説
【書けるか心配になる】 かんのさんから依頼されてすぐの私「解説書いてみたかったから嬉しい」 だけどしばらくして「いや、本当に書けるかこれ...」 かんのさんの短編小説には女性と恋愛が絡んでくる。恋愛に失敗してばかりの私は書けるか心配になった ... -
小説レビュー
『それからはスープのことばかり考えてくらした/吉田篤弘』
小説を書いている友人から「好きそうと思いました」と言われて買って読んでみた。 路面電車が走る町に越して来た青年が出会う人々。商店街のはずれのサンドイッチ店「トロワ」の店主と息子。アパートの屋根裏に住むマダム。隣町の映画館「月舟シネマ」のポ... -
小説レビュー
『笑いのカイブツ/ツチヤタカユキ』
人間の価値は人間からはみ出した回数で決まる。僕が人間であることをはみ出したのは、それが初めてだった。 僕が人間をはみ出した瞬間、笑いのカイブツが生まれた時―他を圧倒する質と量、そして“人間関係不得意”で知られる伝説のハガキ職人・ツチヤタカユ... -
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『恋愛会話/鎌田敏夫』
cestaで行われた夜の読書会(テーマが『恋』)を見にいったときに、「元カノと上手に話せないから別れた」と言うと「そんなもやしくんにはこの本をあげよう」を渡されたのがこれ。 出会い、恋と愛、結婚、男について、女について、幸福の6章より構成される。... -
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『ネバーランド/恩田陸』こんな男子高校生はいない?
cestaで行われた本楽会の新年会で行われた文庫本交換会で頂いた本(ちなみに自分は『グ、ア、ム/本谷有希子』を持っていった) 【あらすじ】 舞台は、伝統ある男子校の寮「松籟館」。冬休みを迎え多くが帰省していく中、事情を抱えた4人の少年が居残りを決め...