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『それからはスープのことばかり考えてくらした/吉田篤弘』

小説を書いている友人から
「好きそうと思いました」
と言われて買って読んでみた。

路面電車が走る町に越して来た青年が出会う人々。商店街のはずれのサンドイッチ店「トロワ」の店主と息子。アパートの屋根裏に住むマダム。隣町の映画館「月舟シネマ」のポップコーン売り。銀幕の女優に恋をした青年は時をこえてひとりの女性とめぐり会う―。いくつもの人生がとけあった「名前のないスープ」をめぐる、ささやかであたたかい物語。

裏表紙のあらすじより



登場人物の名前は日本名なんだけど、
こんな素敵な地方の街は、
日本にはないんじゃないか、と思う。
住むには良さそうな落ち着いた場所と人。

主人公がスープを作るまでの
およそ数週間の話なんだけど、
それ以上に時間がゆっくり流れていて
心地よい遅さで。
(そう思うのは、自分が都会に来たから?)

ちなみに「好きそう」に対して
実際に読んでみると、
強烈に惹きつけられる感じではないけど
映像がスーっと入ってきた。
あと、何も考えなくても、自然と
「自分が困っていた書き方の答えが!」
という部分があった。

なので他の作品も読んでみたい。

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