『ニーチェ先生/ハシモト(作画)松駒(原作)』

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就職浪人中の松駒がアルバイトとして勤務するコンビニエンスストア・スリーセブン寺院通り店に仁井智慧が新人アルバイトとして入ってきた。仁井は入店早々、「お客様は神様だろうが!」と因縁をつける客に向かって「神は死んだ」と言い放つ。そして、仁井は接客業でありながら、一切、客に迎合せず、迷惑な客はありとあらゆる手段を駆使して排除していった。仁井の言動に関心を持った松駒は密かに仁井をニーチェ先生と名付け、彼の言動を観察するようになる。

スリーセブン寺院通り店にはニーチェ先生の他にも、金にがめつい先輩アルバイトの渡利久慈や売れそうもない商品を大量発注するオーナーがいて、常識人の松駒は心労が絶えることはなかった。さらに、松駒の幼馴染で仁井のストーカーの塩山楓や出自が怪しい好青年の新人アルバイト・柴田健、虚弱体質のスーパーバイザー・桐生などが現れ、松駒の苦悩はますます深まっていく。

24時間営業のコンビニの深夜帯に働いていると迷惑な客が多くやってくるが、その人達に対してニーチェ先生が返す言葉や武器、考え方が面白い。
防犯ブザーを銃口のように突き付けながら「他のお客様のご迷惑になりますので」と伝えていたり、クレーマー対策として「お客様から言質を取るため」にボイスレコーダー機能付きのボ―ルペンを使用している。

自分が特に好きなのはニーチェ先生の挨拶に対する考え方。
不愛想なニーチェ先生は、店に入ってくる客に対して必ず顔を見ながら挨拶するのだが、その理由は「強盗や不審なお客様に対する先制攻撃の手を緩めない」とのこと。挨拶を飛び道具として使っているのが興味深い。

職場の人にマンガを貸してもらった。2016年の春クールではドラマ化もされている。
ドラマの脚本はゴールデンウィーク期間中に観に行った「エドウィン・ドルードの謎」で演出をしていた福田雄一さん(この人は「勇者ヨシヒコ」「33分探偵」の脚本・演出も行っている)

いつのまにか自分の経験したもの同士が繋がっていて嬉しくなった。

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