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『ADHDの「やる気」マネジメント/司馬理英子』

ADHDの人の行動を上手く引き出す方法が書かれている。
著者は医学博士。
ADHDの症状をキャラクターで例えて書かれた
「のび太・ジャイアン症候群」がベストセラー
特に印象に残った部分を挙げてみる。



目次

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目移りしないように刺激を減らす

ADHDの人は、常にアンテナを広くはっていて、多くの情報をキャッチする。
ただ、その情報処理が上手くいかない。
やるべきことに意識を向ける前に、他の情報がたくさん入ってしまう。
 
 
私の場合はパソコン業務をしているとき、
周りの会話を全て耳に入れようとしてしまう
自分に関係ないことがほとんどなのに。
しかも二箇所で話していたら、
その両方ともに注目してしまう。
結果として考えがまとめられなかったり、
タイプミスが多くなってしまっている。

家でもパソコンを使っているけど、
目の前にメモが山ほど貼ってあった。
 
・人生で実現したいことのリスト
・今日のやることリスト
・ちょっとしたアイデア
・新たに学んだ麻雀の知識
・ブログに書きたいこと
・クレジットの明細
・今の自分に必要そうな名言
・見たい映画のフライヤー(上映終了してる)
 
およそ1m×2mの壁が埋め尽くされていた。
パソコンで何か作業をしていると、
どうしても視界にメモが入ってくる。
実際に内容が読めなくても関係ない。
視界に入るだけでなんとなく気になる。
「あれしなきゃ、これしなきゃ」と
頭の中に作業と関係ない情報が入ってくる。
 
自分では全部大事なメモだと思ってたけど
その瞬間の作業を邪魔するものだった。
 
対策として刺激を減らすこと。
壁のメモをできる限り減らした。
最低限必要なのは「今日やることリスト」
それだけ貼って作業すると
壁はもちろん頭の中もうるさくない感じ。
 
 
 

「〜したいと」と口に出してみる

ADHDの人は普通のことや
興味のないことがなかなかできない。
でも言葉にすることで、やる気がふくらむ。
例え本心でないとしても、
繰り返すうちに気持ちに変化が現れる。
 
 
本では食器洗いを例に出していたけど
私の場合はアイロン掛けも困っている。
シャツやハンカチのアイロン掛けを
どうせ後からしなければいけないのに
とりあえず布団の上に放置する。
そのまま時間が過ぎて眠くなった場合は、
一旦テーブルや椅子の上に避難させる。
酷いとそれを2、3往復してしまう。

その場合に「アイロン掛けしたい」と口に出す。
「楽しい」「面白そう」
「簡単、簡単」「できる!」など
ポジティブな言葉なら何でも良いらしい。


試しに口に出してみた

ブログを書いているまさに今、
お布団の上に洗濯物が散らかっていた。
シワシワのハンカチも3枚ほどある。
バラバラの靴下も8足ほどある。
ハンカチはアイロンを掛けて畳みたい。
靴下はペアにしてまとめておきたい。
せっかくなので今学んだことを実践する。
 

「アイロン掛けしたい!」
「アイロン掛け楽しそう!」
「できるできる!」「簡単そうだなー」
と口に出してみる。
まあ、ちょっとアイロン取りにいくか、
と多少はなったので重い腰を上げる。
 
アイロンを温めてる間にも
「あー早くアイロン掛けしたい」
「シワシワを直したい」
「綺麗なハンカチが見たい!」
「シワが無くなったら綺麗だろうな」
とポジティブな言葉を繰り返す。
その結果起こる良いことを
イメージするのも大事らしい。
 
アイロン掛けている最中も
「簡単だね!」
「上手にできてる!」
「これで部屋がスッキリするぞ」
と自分に声を掛けてみる。
 
あまり強くはないけれど、
わずかにあるやる気エネルギーに
延々と燃料をつぎ込んでいる感じ
でもそれで動けているんだからアリかも。
言い続けるのは大変だったけれど。
 
 
 


おわりに

これ以外にもたくさんあったけど、
とりあえずはこの2つだけでも
継続できたら良いなーと思っている。
 
あんまりあれこれはできないから
無理のない範囲で続けてみよう。

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