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『どこでもいいからどこかへ行きたい/pha』を読んで自分の生活する世界が広がった気がした話

本屋で棚をフラフラを眺めていたら見つけた。
しばらく東京から出ていないこともあってか
このタイトルにすごく惹かれていた。
 
 

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街を家として使ってみる

この本を読んで一番好きだった考え方。
 
シェアハウスしてたphaさんたち4人の
新しい住まいは75平米で間仕切りなし
コンクリート打ちっぱなしの床


その場所に一人一人がテントを張って寝る。
友人に「難民キャンプだ」と言われたようだが
phaさんはこの住まいで満足していた。
  

パソコン作業はカフェ
食事はスーパーや外食
人と会うときはファミレスや居酒屋
本棚の代わりに図書館やブックオフ
庭がなくても近く公園がある
 
これらの私たちが家で行うことを
phaさんは家の外で済ませていた。

生活に必要なものを街に外注していく

文庫版「どこでもいいからどこかへ行きたい」より


なんだか自分の家が大きくなったみたいで楽しくなる。

 

庭みたいなもん

庭で一つ思い出したことがある。
 
クリニック勤務のときの飲み会で
先輩が、生まれも育ちも名古屋の院長に対して

「錦三(名古屋の歓楽街)は庭みたいなもんですね」と言って
「それは言い過ぎだね」とキッパリ否定されてて笑った。
 
これは院長先生が夜の街で遊ばないだけのことで
phaさんは実際に「自分の庭」として活用している。
 
私も庭園とか好きだからもっと行きたい。

たまに300円だけ払って大きい庭を使えると思うと最高だ。
(浜離宮庭園が好きだけどあんまり行ってない)

意味もなくビジネスホテルに泊まる

phaさんは用もないのにビジネスホテルに泊まる。
(一番値段の安い日曜日の夜に利用する)
そして読書やネットをして、コンビニ弁当を食べる。
つまり家とあまり変わらない過ごし方をする。
それについてこう書かれてあった。 
 

僕の実感としては、「旅行中にインターネットをしている」のではなくて、「ずっと家でインターネットしてると飽きるからたまに別の場所でインターネットをしている」というほうが近い。

文庫版p40

いつもと違う場所だというだけでなんだかすごく楽しくて開放感がある。見てるものは同じなのにいつもと違う場所で見るインターネットはなんであんなに楽しいんだろうか

文庫版p39



これはぜひ試したい。
「気分転換にカプセルホテルに泊まってみたい」
とは前から思ってたけど、
私の5分の昼寝でも無呼吸になるほどで
寝るときCPAP必須だから躊躇っていた。

ビジネスホテルなら個人の空間も
確保されているから良さそう。
 

 

おわりに

この本を何度も読んでいると、
日々の過ごし方の自由度が
すごく上がっていく気がする。 
 
まだまだ面白いことが書かれたので
「生活圏が同じだなー」と思った人には
ぜひ読んで欲しい。
 
phaさんはブログもしてる。
それもちょっと見てみよう。
また面白い考えに触れられるかも。

私の世界を広げてくれた本です。
ぜひぜひ読んでみてもらえると嬉しいです。


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