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『イミテーションゲーム~エニグマと天才数学者の秘密~』

1939年、英国。世界一の数学者を自負するアラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)は、ドイツ軍の暗号エニグマを解読するという政府の極秘任務に就く。

どれだけ天才だったとしても、周りの人間の協力なしでは何も成せない。
アランの場合は「周りの気持ちを考えることのできない」タイプなので特にそうだ。
ジョーン・クラーク(キーラ・ナイトレイ)がそばにいてくれて、周りの暗号解読班との中を取り持ってくれたので、なんとか事を進められたのだ。

「私はパズルが解きたいだけ」と話していたアランがエニグマを解読したところで終わっていたらこんなに衝撃的でも切なくもなかっただろう。「戦力を効率良く動かして戦争に勝つ」ことすら彼には”パズル”に思えたのだろうか。

「時に想像し得ない人物が、偉業を成し遂げる」
変わり者のアラン、立場の弱い女性のジョーン、二人がこの言葉から与えられた勇気は大きなものだったと思う。

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