『大空港』トリックスターの元祖

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『スクリプトドクターの脚本教室/三宅隆太』で取り上げられていたのでレンタルして見た。

ローマ行きの旅客航空機に精神に異常をきたした男が爆弾を持ち込み、爆弾もろとも自殺する。機体は爆発の影響で空中分裂の危機へ! 急遽近くの空港に向け転回するが、機体は一切の機能を停止していた…。果たして乗客は助かるのか!? バート・ランカスターほか豪華キャストで贈るパニック・アクション。

この映画は乗り物パニックでもあり、空港での人間模様を描く作品でもある。
テロリストのストーリー、空港内で不倫する二人のストーリー、航空会社幹部との言い争い、除雪作業のプロ、テロリストの妻のストーリーなどなど複合的になっている。

このような群像劇(ホテルのような一つの大きな場所に様々な人間模様を持った人々が集まって、そこから物語が展開するという方式、今回は空港+飛行機)のサブプロットの定番として「トリックスター<迷惑なひと>が機能するパターン」があり、三宅さんの最も好きなトリックスターが『大空港』のクォンセット夫人らしい。

クォンセット夫人は、一見すると上品で穏やかな、ごく普通のおばあちゃんだが、実は無賃搭乗の常習犯である。
全ては書かないが、彼女への対応によって会社ないのカップルの仲に亀裂は入ったり、飛行機に乗り合わせた彼女が爆弾を奪う作戦に一役買うことにもなる。

三宅さん曰く…
関心するのは、「初登場シーン」での印象づけ、そしてそのキャラクター性が引き起こすサブプロットの展開が「メインプロットである外側のストーリー」を自然に引き寄せていくまでの流れ、さらにそこからまた無理のない絡めとりを経た結果、最終的に「外側のストーリー」のいクライマックスにまで強く影響を与えてしまうクォンセット夫人の存在感です。とのこと。

メインキャラではないがメインストーリーに大きく影響を与える存在感がすごいということか。

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