『僕がコントや演劇のために考えていること/小林賢太郎』

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僕のやっているPodcast「見えないラジオ」でもたまに名前が出てくる人。
コアなファンが多いラーメンズのコントはどうやって作られたのか気になったいた。
遊べる本屋のビレッジヴァンガードへ行ったときに「ブサイク解放宣言/マンボウやしろ」とどちらを買おうか迷っていたところ、そちらは妹氏がすでに購入済みと教えてもらった。実家に帰ったときに貸してくれるらしいので、自分はこちらを購入した。
コントや演劇だけではなく、作り方の仕組みを知りたいと思って読んだ。

コントグループ「ラーメンズ」、K.K.P.(小林賢太郎プロデュース公演)、ソロパフォーマンス「Potsunen」などで常に新しい笑いの世界を構築し続ける小林賢太郎が初めて明かす創作の源。つくり方をつくる/予備知識のいらない笑いであること/お客さんを楽しませるためにお客さんになる…など99個の思考が書かれている。

興味深かったものをいくつか…

・「想像筋」は調べないことで鍛えられる
やり方は簡単で、何かわからないことがあったら、調べないでいったん想像してみる。
たとえば、ジャムのフタが半開きになっていたら、誰が締め忘れたのか調べるのではなく、なぜジャムは逃げようとしたのか想像する。とのこと。
ここにこそ、創作のチャンスが潜んでいるらしい。
(これはストーリーを作るのに使えそう)

・「ふつうのもの」がほしい
コーヒーを飲むシーン。登場人物がコーヒーを飲んだ、ということだけを観客に伝えたいとき、使う小道具のコーヒーカップをふつうのものにする。もし個性的なカップを使った場合に、観客が余計な情報を受け取ってしまうかもしれないから。
「変な車」のアイデアを考えるには「変じゃない車とは何か」がわかっていなくては考えられない。

・「自分ひとりだけが知っている特別なもの」と、数万人に思わせる。
「みんなは知らないだろうけど、自分だけはこれが好き」と、全員が思っている、という状態を作る。あえて商品と特徴を偏らせて「みんなはメジャーなあれが面白いと思っているみたいだけど、俺はあの変なやつが好き」という少数派を作る。
演劇やお笑いについて語りたがる人たちの中には「マニアックだと思われたい」という心理が働いていることが多いので。

そう考えると「見えないラジオ」も「会ったことないまま番組が開始」「毎回最後に曲紹介」「ガチガチに構成されたコーナー」など他のPodcast番組と差別化できそうな点が多くある。
リスナーさんにとって「こんな変わった番組を知っている」と言ってもらったり自慢してもらえるような番組であると嬉しい。

おそらく今までに自分が観てきたコントやお芝居などでも、この本に通用する手法がたくさんあるのだろうなー。見えている情報から見えていない部分を推測したり、情報を与えすぎないようにコントロールしたり、考えていることはとても多い。

そういえば、作者のプロフィール欄に「ラーメンズ」という言葉が全く書かれていなかったので、少し悲しかった。

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コメント

  1. アマン より:

    見えないラジオ、立ち上がり目撃者の、私としては
    構成がどうこうなど、仔細なことではなく、
    2人の、人間力に、ひれ伏しているのであり、
    もし、仮に、自慢するとすれば
    まだ、メジャーじゃないけど、
    かなり、イケてるやつを、知ってるよ!
    と自慢するだろう。

    • 湊太郎 より:

      アマンさん
      人間力にひれ伏すってなかなか聞かないですね(笑
      番組開始当初、メッセージが少ない時期にアマンさんからメッセージを頂けるのはとてもありがたかったです!

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