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『ナナメの夕暮れ/若林正恭』

乃木坂謳歌中⊿のこまつくんと
飲みに行ったときにプレゼントしてもらった。


『ダ・ヴィンチ』で書かれたエッセイに
書き下ろしも追加された単行本



大袈裟な表現だと思われるだろうけど、
生きづらさについて書かれた部分は
『人間失格』を読んだときくらいに
「私とおんなじだ~!!」と思った。

気取っているみたいで恥ずかして
「グランデ」と言えなかったり、
文化祭でふざける人気者を
「みっともない」と思ったり、

普段の自分も思っていることが
「価値下げによる自己肯定」
だと読んでいて気が付いた。
(これを書いてる今日も、バッティングセンターに来てた大はしゃぎの二組のカップルを冷めた目で見ていた)

だけど若林さんは
社会での生きづらさは感じながら
内向的な部分を自覚しながらも
生きやすい世界に変えていた

私みたく生きづらさを知りながら
そこから一歩前に飛び出して
自分の世界を広げている。
なんだかこの人の魅力がわかった気がした。

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