『18きっぷ/朝井リョウ,朝日新聞社』

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本屋さんで著者名に朝井リョウさんと書かれた知らない本をたまたま見つけたので、少し立ち読みしたら冒頭のエッセイが自分に響いたので購入した。

人生の岐路を迎える18歳を撮影したモノクロのポートレート写真と、彼らの声を書き留めた。盲目の女子大生、バンドのボーカル、非行防止ボランティア、鳶職人、僧侶見習い、ダンサーなど、46人を紹介していく。
壁や悩みに直面しながらも、新しい世界に向け、それぞれの一歩を踏み出す等身大の若者の姿を追った。
書籍化にあたり、直木賞作家の朝井リョウによる書き下ろしロングエッセイ「18歳の選択」を掲載。

本文中には、
「朝井リョウからの質問、最近怒ったこと」
「どういう大人になりたいか」
「元気をくれる作品」
「もし1週間自由に使っていいならば」
「今いちばん欲しいもの」
など、新たに5つの質問項目をもうけ、
46人の若者たちの生の声を聞く。

朝日新聞名古屋本社版に2014年から約1年間連載された「18きっぷ」、東海地方の新聞・通信・放送の加盟社からない中部写真記者協会の2014年度「企画部門賞」を受賞した好評連載が、ついに書籍化される!

エッセイでは朝井リョウさんの選択について書かれてある。
田舎に残らず状況を選択。18歳で浪人して第一志望の国立大学を目指すわけではなく第二志望の私立大学に入学を決める選択。19歳で執筆以外のことを全て絶つ選択。
その中でも三者面談中に母親と先生の前で「書きたい小説があるので浪人はしない」と伝えるシーンが素敵だった。
朝井リョウさんだけではなく、この本に載っている人生の岐路を迎えた大勢の18歳はみな本気で選択をしていた。自分も高校2年生の頃に理学療法士の仕事に就くことを選択したが、ここまで真剣ではなかった。「なんとなく医療はかっこいい」や「看護師と違って血を見なくていい」など消極的な選択だったように思う。とても羨ましくなった。

帯にはエッセイからの抜粋で「何かを選択して生きていくことを怖く感じたときは、ぜひ、この本をもう一度、開いてほしいと思う。」と。この本には初めての大きな選択をした仲間がいるからだ。

新年度が始まり、大きな選択をしたばかりの人達がたくさんいるんだろうな、と思ったので紹介したくなった。

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