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『殺人出産/村田沙耶香』

『コンビニ人間』を読んで村田沙耶香さんの他の作品も読んでみたいと思って買った。

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内容紹介

「産み人」となり、10人産めば、1人殺してもいい──。そんな「殺人出産制度」が認められた世界では、「産み人」は命を作る尊い存在として崇められていた。育子の職場でも、またひとり「産み人」となり、人々の賞賛を浴びていた。素晴らしい行為をたたえながらも、どこか複雑な思いを抱く育子。それは、彼女が抱える、人には言えないある秘密のせいなのかもしれない……。

裏表紙より

村田さんが羨ましい

「生」と「死」を一緒にまとめる制度を
思いつく村田さんを羨ましいと思った。
 
この物語では主人公の同僚が「産み人」によって殺される。
主人公を産み人にするのではなく普通の会社員にさせることで、
殺す側(産み人)と殺される側のどちらの視点も
バランスよく書けるのかも知れないと気づいた。

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