『文学少女と死にたがりの道化/野村美月』

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主人公・井上心葉は、生粋の文学少女である天野遠子が首を突っ込んだ様々な事件を解決に導く手助けをしていく。

実在の文学小説が題材となっており、その小説をなぞるかのように物語が展開したり、登場人物が強い影響を受けたりしている(この作品は「人間失格/太宰治」が題材となっている)
元になった作品を読んでいるとさらに面白いと思う。

表紙を見てすぐに違和感を感じるが、ヒロインの天野遠子が紙を食べている。純文学の本や小説の原稿用紙を食べるのだ。
「普通の食材は味がしない無機物に過ぎない」と答える遠子が、文芸部の部室で心葉にデザートとなる物語の執筆を義務づけて、ささやかな反抗として心葉が”美味しくない”物語を書く、という日常が微笑ましい。

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