2016年8月– date –
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企画
ショート小説コンテスト『角(つの)〜私欲のために〜』
あるところに悪魔が住んでいました。悪魔の仕事は、山のふもとに暮らす山羊たちから角を奪い取り、人間に売りとばすというものでした。昔からサイの角が漢方薬に使われるという言い伝えはありましたが、山羊の角もその当時の難病が治る特効薬とも言われて... -
企画
ショート小説コンテスト『水槽〜支配している〜』
水槽の魚が好きだ。 海の魚は自分で餌を獲り、自分の好きなように泳ぐ。。 それに対して水槽の魚は、私が自由に餌をやり、私が決めた範囲だけで泳ぐ。 この透明なガラス箱の世界を支えている、いや、支配している実感が得られるのだ。。 私は水槽の魚達が... -
企画
ショート小説コンテスト『鳥居〜闇と光〜』
鳥居、それは日本の神社の使いであるニワトリが休む場所であった。 それ以外にも結界として神様に近づく悪しき者を拒むこともしていたそうな… 俺の名前は米田啓太郎。どこにでもいる中学二年生だ。ちなみに彼女はいない。 しかしこれは単なる表の顔に過ぎ... -
企画
ショート小説コンテスト『オプション〜より豊かな生活を〜』
あるところに案内所があった。前世と来世を繋ぐその案内所には、豊かな生活を求めて多くの生き物が集まっていた。そこへ人間の男として産まれる予定の者がやってきた。 「ここはなんだ?」「転生案内所です。来世での生活がより良いものになるよう、事前に... -
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ショート小説コンテスト『ホールケーキ〜5歳児の発想〜』
今日は息子の誕生日。せっかくなので、5歳になった息子と二人でケーキを作ることにした。丸いスポンジを敷き、息子に生クリームを塗ってもらうと、真っ白な土台が完成した。私がイチゴとろうそくの配置を考えていると「あれもぼくのケーキみたい!」と息...