ショート小説コンテスト『黒のTシャツ』感想

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『黒のTシャツ~お前いつもそれ着てるよな~』黒川洸太郎

好きな男性がいつも黒のTシャツを着ており、その理由を探るため女性も毎日黒のTシャツを過ごしてみることに。自分のコーディネートにまとまりが生まれるというメリットに加えて、考え方をシンプルにさせるという答えに辿り着く。

しかし友人が黒のTシャツを着ている理由を尋ねると、男性は「彼女に貰ったんだよ。」と答える。

女性は男性に好意を抱いており、それは「気になる人のことは深く知りたいものだ。」という点からもわかる。何よりも服装まで合わせるのは相当好きだ。
しかし、付き合ってない相手、しかも好意を抱いているか分からない相手に服装を合わせるのはかなりリスクのある行為だろう。

物語の初めに女性が黒いTシャツを着ている理由を尋ねているが、「服を毎日選ぶのが面倒だから」とぶっきらぼうに答えているあたり、男性が女性に興味がないことが伺える。

そして、女性には「面倒だから」と答えているのに対して、友人には「彼女にもらった」とプライベートなところまで答えているので、女性は相当好かれていないのではないか。

『黒のTシャツ~ずっと一緒~』白川湊太郎

「花みたく、Tシャツから顔が生えたら面白いな」という発想から始まった。
壁にかける女性(黒のTシャツ)が増えて、部屋が侵食されていく描写をもっと書きたかった。

この男は女性と付き合ったことがなく、乙女心をわかっていないやつなので、平気で女性(Tシャツ)を近くに並べる。だから嫉妬や喧嘩が生まれてしまう。

ちなみに僕は黒のTシャツを4枚持っているけど、全てH&Mで買ったUネックTシャツ(XSサイズ)なので、もし擬人化しても全員平等に仲良くできる…はず。

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