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『アルフォンス・ミュシャ展/国立新美術館』

フォロワーさんから「日本にあるミュシャの作品は普段大阪の堺市立文化館のミュシャ館って所に常設されてるんですけど、スラブ叙事詩はチェコのプラハまで行かないと見れないので必見です!」と教えてもらい、スラブ叙事詩だけでも見に行きたいと思って国立新美術館へ。

 

一部、撮影可能エリアがありました。
⑰聖アトス山


ギリシャとトルコの国境近く、聖母マリアが亡くなったとされるギリシア正教の聖地。
アトスの修道院を訪れた者に対して祝福する修道僧。

絵を見た瞬間に「これ印象派のやつや!!!」と思った(頭すげえ悪そう)
自分はミレーの「木陰に座る羊飼いの娘」で印象派という言葉を知ったので「なんか光がさしていたら印象派」だと思っていたけど、本当は「目には見えない気持ちなども全て絵にする」のが印象派らしい。
でも、それならこの絵の光の入り方、巡礼者を祝福しているように描いているとも思ったからやっぱり印象派なのか…誰か教えてください。

 

ミュシャのスラブ叙事詩の6×8mもある大きな絵を見て思ったのは、「この人は絵を描きたいよりも、伝えたいから絵を描く」かなと。
ちょうど同じ時期に、小説を書いてる友達が吉村昭、なかにし礼、なかにし礼、島尾敏雄などの本を読んで「圧倒された。経験に基づいているからこそ、書くこと自体に力があって、いかに自分が真似事で書こうとしてるかって思い知らされた」と話していました。
吉村昭は「戦艦武蔵」「関東大震災」など経験を未来に伝えたいから書いているのだろうな、と。ミュシャも同じで、この経験を形にして未来に残したいという気持ちで描いたのかな、考えました。

 

上手に〆たかったけれど、本当は「故郷を愛し、人道主義者でもあった彼は、自由と独立を求める闘いを続ける中で、スラヴ諸国の国民をひとつにするため、チェコとスラヴ民族の歴史から主題を得た壮大な絵画の連作を創作した」とのことでした。違いました(笑)

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