2016年– date –
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企画
ショート小説コンテスト『とんかつソース〜わずかな女子力〜』
普通のOLならばとっくに自宅へ帰ってお風呂に入り、ベッドの中にいるだろう。 しかし普通じゃないOLの私はこの時間も仕事をしている。 デザイン事務所で働くことがこんなにも大変だったとは…毎日何かの納期に追われていて、終電で帰ることができれば良い方... -
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ショート小説コンテスト『梅雨〜仕分け会議〜』
議長「それでは来年度の降水量仕分け会議を始めます」12ヶ月『よろしくお願いします』議長「来年度の予定降水量は1700mmとなっています。これを12ヶ月で分配していきたいと思います」12ヶ月『はーい』議長「まずは10月」10月「紅葉狩りなどバス旅行... -
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ショート小説コンテスト『壁~意外と簡単に~』
季節は春、といっても桜は散ってしまった5月だ。父親の仕事の影響で片手では数えきれないくらい転校を繰り返している。どうしてこのタイミングで、などと父親に尋ねたとしても「仕事だから」としか答えてくれないのだから私にはどうしようもない。 今まで... -
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ショート小説コンテスト『商店街〜走るには最適〜』
持っていた切符を駅員に渡した。未だに有人改札なのは変わっていない。何年振りだろうか、都会に就職してからは一度も帰ってきてないはずだ。俺は高校時代まで過ごした田舎に戻ってきた。 せっかくなので、辺りを歩いてみる。中学校では夏休み期間にも関わ... -
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ショート小説コンテスト『角(つの)〜私欲のために〜』
あるところに悪魔が住んでいました。悪魔の仕事は、山のふもとに暮らす山羊たちから角を奪い取り、人間に売りとばすというものでした。昔からサイの角が漢方薬に使われるという言い伝えはありましたが、山羊の角もその当時の難病が治る特効薬とも言われて...