『鍵穴に鍵を挿したまま出かける(社会人編)/ADHD』

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前回・前々回の記事はこちらです。
『鍵を挿したまま出かける(大学1-2年生編)』
『鍵を挿したまま出掛ける(大学3-5年生編)』


 

うちの大学の厄介な就活ルール

理学療法士の学校の習わし的なものかも。
就職活動の始まりが他の学部よりも遅い。
うちの大学は4年生の4-7月に臨床実習があり、
夏休みから就職活動が解禁となる。
めちゃくちゃ優秀な学生だったりすると、
実習先に声を掛けられて就職する人もいる。
(うちの妹はそうだった気がする、たぶん)
ほとんどの学生は夏休みは遊んでいるので、
秋学期の国家試験と卒論作成の合間に就活する。
  
 
あとすごく厄介な暗黙のルールとして、
内定をもらったら断ることができない。
(大学と病院の信頼に関わるらしいので)
 
そのため
見学→面接→結果待ち→不採用通知→次の施設
という繰り返しをする。
結果が出るまで他の施設を受けられない。
まあ、それでも国家試験に合格したら
ほぼ100 %で就職できるからありがたい。
 
 

卒業式前日になんとか就職が決まる

当時の私は小児リハをしたいと思っていた。
重症児デイにバイトに行ってたこともあった。
でも実際に小児リハの施設の募集はほとんどない。
仮に募集が出ても倍率はすごく高い。
小児関連の施設の募集もいつ出るかわからない。
なかなか就活は進まなかった。


あと単純に就職活動が面倒だった。
電話をする。
スーツを着る。
知らない土地を歩く。
施設見学をする。
面接をする。
全てがかなり大変だった。
それに対してすぐに見返りがあるわけでもない
(「面接受けたら1万円」くらい単純な見返りがないと頑張れない)
 
ADHDは「報酬遅延の障害」があり、
すぐ手に入る報酬を好む特性が顕著らしい。
もしかしたら関係しているかも。 

 
当時の私は
10月:東京の小児専門病院
1月:福井の小児病棟もある病院
3月:岐阜の普通の回復期の病院
などを受けた。
 
1月の病院では面接中に
「この時期まだ就活してる自分どうなん?」
みたいなニュアンスの質問をされて
「え、好きでやってないし」と思った。
 
2月末の国試を終えて3月に入ってから
「就活しないとなー」とは思っていた。
だけど2月末の国家試験の自己採点は
かなり余裕で合格点を超えていたし、
「まあどこかしら就職できるだろう」
くらいに考えていた。
 
結局決まったのは3月半ばだった。
大学の先生から紹介してもらった
整形外科のクリニックを見学してそのまま採用。
卒業式で同級生に「昨日決まった」と
話していたことを覚えている。
 

職場から自転車で10分の自宅

就職先が決まり、研修ということで、
1週間後から通うことになった。
その合間に引越しも行った。
 
近すぎず遠すぎずの場所を選んだ。
外来専門なんで患者さんとも
頻繁に外で会うことになるから。
駅からは少し離れているけど、
自転車があれば気にならなかった。
 
家の特徴としては
4階建ての1階
南向き(だけどすごく寒い)
オートロック(ここ重要)
もちろん知り合いは住んでいない。
 

大学時代と変わらず

当時の職場は昼休みが3.5時間くらいあった。
そのため昼間は一度家に帰っていた。
 
自転車を止めて扉の前で鍵を探す。
だが見つからない。
「またか……」と思っている。
鍵はカバンの中になかった。
 

ベランダから侵入する

職場で鍵を出していないので、
おそらくいつものパターンだろうと。
問題はどうやってオートロックを越えるか。
アパートの部屋数は12
お昼の1時に出入りする住人を
待つことに期待するのは厳しい。

私は嫌々ながらも決心して、
アパートの横の細い草むらに足を踏み入れる。
奥まで進むとベランダの前まで出られた。
ベランダの壁は胸元ほどの高さ、大丈夫。
私は柵に手を引っ掛けて、そのまま飛び越えた。
上手く自宅に侵入することができた。

ベランダの鍵は閉めたか閉めてないか
記憶になかったけれど、
その時は幸運にも開いていた(無用心)

靴を脱ぎリビングを通り抜けて
玄関に靴をおき、玄関から扉を開けると、
やはり鍵が挿さっている(安心する)
 
これ昼間だからまだマシだけど
夜にやったらマジで不審者だから。
あとこの件があってからは、
ベランダに鍵をするのをやめた(無用心)
 

ヴィレヴァンのホテルキーホルダー(本店)
家の鍵につけていたもの。
鍵を挿しっぱなしということは、
これが家の前でぶら下がっているということ。
 
 

家と自転車の鍵を一緒にしてみる

学生時代から相変わらず、
家の鍵を挿しっぱなしで出かけてしまう。
何か改善案はないかと考えて、試して見たのは
「家の鍵と自転車の鍵を一緒につける」だった。
つまり上のヴィレヴァンホテルキーに
自転車の鍵も取り付けるということ。
  
実際にやってみると、
・自転車にホテルキーがぶら下がる
・自転車に家の鍵がぶら下がる
などの本当に家の鍵をなくしそうだった。
 

鍵を挿したままのせいで遅刻

鍵をくっつけることの一番の問題点は
「挿したまま出ると自転車にも乗れない」

今まではそれぞれの鍵が離れていたので、
鍵を挿したまま出ても、自転車には乗れた。
帰るまで家鍵がないことにも気づかなかった。
 
それに対して鍵をくっつけた場合
鍵穴に挿したままオートロックの扉を出ると、
自転車の鍵も取れなくなってしまう。
 
すぐに気づくことになるけど、
大体の場合、それは出勤時だった。
 
しかも当時の私は毎日ギリギリ出勤だった
(朝礼時に着替えているレベルにギリアウト)
 
そんな感じだからギリギリに家を出て、
家の鍵を挿しっぱなしの場合は、
自転車の鍵もないわけなので、
遅刻が確定してしまっていた。
これは2,3度同じことを繰り返して、
やばいと思ったので別々に戻した。
 
 

ADHDから症状を考える

症状としては「不注意」が当てはまる。
 
鍵穴に挿したまま出掛けることは
不注意以外の何ものでもないと思う。
おそらく「早く仕事に行かなければ」と。
仕事に向かうことに注意が向いてしまい、
鍵を引き抜くための注意が低下していると思う。
 
 
間接的に「衝動性」もありそう。
「明日も仕事なのにゲームがやめられない」
とかは早く起きられない原因になる。
仮に早起きができても、冷蔵庫の汚れとか、
スマホでたまたま見かけた漫画とか、
ふとしたものに興味を持って、
それに集中してしまい(過集中)
いつの間にか遅刻ギリギリになってしまう。
  
時間に余裕があれば
「鍵をかけた・鍵を抜いた」も
ちゃんと注意を向けたまま行えたかも。
 


鍵を挿したまま三部作が完結しました。
読んでいただきありがとうございました。
 
 
『ADHDと思われる症状のリスト』はこちら

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