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『談ス・シリーズ 第3弾』を観ました。

※ネタバレにすらなりませんが舞台の内容を書いています

 

タイトルはこれです。

凸し
凹る

↑↑
なんて読むんですかね?
読み方、読む方向は自由らしいです。
僕は「でこぼこしる」→「凸凹(を)、知る」
だと思いました。凹凸があること忘れるくらい、
舞台上で三人が密着してたので。
別々で立ったとき、みな凹凸のある人間だった、
みたいな感じです。

ちなみに場内アナウンスでは「この度は、談ス・シリーズ 第3弾…rkmうれみw4wkfじ…にお越しいただきまして……」のように言ってました。

 

フォロワーさんがゲネプロの感想を呟いていて、
「理解できないだろうな」と思いながらも、
読み返していた『座右のニーチェ/齋藤孝』に

 

 

昨今の作品を観ていると、「意味のないわかりやすさ」に覆われているように思う。観客が感情移入しやすいように、間違った解釈をしないように、丁寧に作られているから、安心して笑ったり、感動したりできる。

それに対して、ゴダール、アンゲロプロス、タルコフスキーといった巨匠の作品を観ていると、難解で、何度観てもよくわからない。しかしそれは「意味のあるわからなさ」なのだ。

自分をぶちこわしてくれるものと出会い、そしてまた次々に強大なものと出会い、打ちのめされて、気づいたときには自分が一回り大きくなっているような感覚。昔はそれが成長することの意味だった。現代ではその感覚が持ちにくくなっていることは確かだ。

 

と書かれてあり(もっと省略できたらよかった)
「意味のあるわからなさ」と期待して会場へ。

 

 

結論から言うと、わからなかった。
三人のダンスはすごかった、アクロバティック。
小道具のないサーカスを見ている感じ。
二人なら止まってた、三人だから流れがあった。

ガシャンガシャンと三人がくっつき、
一つの塊になるシーンでは、人間がこれほど密に
なれるものなのか、と驚いた。
(今になって思うと、あれは「凸」の字かも?)

 

撮影OKだった公演後の舞台。

 

粘性のある茶色い物体、なんだったんだろう….

 

 

ちなみに近くに親子連れがいたんだけど、
息子(たぶん5歳)が大声を出したり、笑ったり
「面白くなくなってきた」と言ったりしていた。

面白くないと感じても仕方ないと思うけど、
小さい頃からこういう舞台に連れてもらえて、
いい家庭だなーと思った。

でも子供は「これはどういう意味なんだろう?」
と考えながら公演を見たいだろうな。
お母さんが「あれは何をしてるんだろうね?」
と質問するわけでもないし…

 

そう考えてる自分自身も考えただけで、
明確な答えなど出したりできなかったけど。

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