2016年– date –
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日常
『ウチの母親のちょっと良い話』
お盆のとき母親に貸してもらったCDを実家に送り返し、それが届いたと母親からLINEできたときの内容 「こんばんは。荷物届きました。ありがとう。こちらは久しぶりに雨が降りました。そちらも雨や雲ですね。(スマホに名古屋市○区の天気も設定してあります... -
企画
ショート小説コンテスト『麒麟~村の発展~』
あるところに、貧しい村がありました。 多くの人が野菜や麦を作り、自給自足をしている村です。 その村をもっと発展させようと村長は考えました。 「お酒を造って、この村の名物として売り出そう!」 遠くの国では麦を使ったお酒が人気らしく、この村でも... -
企画
ショート小説コンテスト『一生懸命〜道化〜』
『かんぱーい』 勢いよくジョッキを傾けて、喉を鳴らしながら大きな音を立てて飲む。 「いやあ、みんなで飲むお酒は格別に美味しいですねえ!」 わざと大声を出してみる。考えてみたら仕事中はこんな声は出してはいない。 俺の勤める職場では一年に4回ほ... -
企画
ショート小説コンテスト『向日葵〜お互いに向き合って〜』
「財布、携帯…と、そろそろいかなきゃ」 リビングに飾ってあるひまわり畑の写真をもう一度見てから家を出る。一緒に住む彼は、今頃リハーサル中だろうか。 私の彼は役者として活躍している。テレビに出ることはほとんどないが、お芝居が好きな人達の間では... -
企画
ショート小説コンテスト『黒のTシャツ~ずっと一緒~』
毎日肌に身に着けるのは黒のTシャツだと決めていた。決めていたというよりも、選んだり考えたりすることが面倒だったので、いつも同じお店で同じ黒のTシャツを買っていた。白のTシャツなんて根暗で偏屈な俺には似合わないと思って着なかった。そんな俺は...