『笑いのカイブツ/ツチヤタカユキ』

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人間の価値は人間からはみ出した回数で決まる。僕が人間であることをはみ出したのは、それが初めてだった。
僕が人間をはみ出した瞬間、笑いのカイブツが生まれた時―他を圧倒する質と量、そして“人間関係不得意”で知られる伝説のハガキ職人・ツチヤタカユキ、27歳、童貞、無職。その熱狂的な道行きが、いま紐解かれる。
「ケータイ大喜利」でレジェンドの称号を獲得。「オールナイトニッポン」「伊集院光 深夜の馬鹿力」「バカサイ」「ファミ通」「週刊少年ジャンプ」など数々の雑誌やラジオで、圧倒的な採用回数を誇るようになるが―。伝説のハガキ職人による青春私小説。

大喜利のために日に2000個のボケを考える感覚がわからない。
自分はたまに(たぶん週一回くらい)思いつくボケで「おれ面白い!」と思ってしまうことがあるのだけれど、そんな低レベルのものではないのだろう。
インプットあってのアウトプットではあるけど、大量アウトプットができる人こそ最強で天才だと自分は思うし(ピカソもそうだった)その大量のアウトプットも日々の積み重ねからくるものだ。
(自分は「今月はインプット月間」などと思っていたけど、読むと焦ってきた)

その笑いに対して努力してきた自信が絶対的だと思っているからこそ、(笑いを提供する)社会に出たときに「面白さ」以外の能力で仕事を取っているやつが許せないのだろう。

だが、どれだけ笑いに対してどれだけ天才的であっても、他のパラメータ(ツチヤさんの場合は人間関係)が0だとこんなにも生きづらいのか…いや、人間関係だからこそ0だと生きづらいのか。100×0=0のような人だと思った。

自分も「文章を書くパラメーター以外は上がらなくてもいい」と思っていたけれど、ちゃんと誰とでも会話ができるような、良好な人間関係を築けるような能力も伸ばしたい。

そういえば自分は「文字書く化け物」になりたいと思っていた。
絶対的な量と威力を持ち「どうやってそのような考えを思いついたのか…」と気味悪がられるような文章を書きたいと思っていた。まあ、笑いのカイブツとは少し違うか。

あと「27歳になってバイトにもなかなか受からなくなった」という描写を見て、一年後28歳になる自分は少しだけ心配になった。

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コメント

  1. アマン より:

    確かに、大量にアウトプットできる人は、本物ですね。
    何かの賞を受賞しても、それっきりな人は、アマチュア。

    • 湊太郎 より:

      アマンさん
      芥川賞、直木賞を獲っても、その後続かない人もいるみたいですし。
      一発屋にはなりたくないですね。

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